文系でも行けるペンシルバニア大学のコンピュータ・サイエンス大学院

アメリカの大学では、コンピュータ・サイエンスの大学院へ行くにはB.S(Bachelor of Science)でコンピュータ・サイエンス、あるいはその他の理系の分野の学位を取得していることが求められます。一流大学であればあるほど、その傾向は顕著です。

そんな中で例外的に、文系でも行けるトップ校のコンピュータ・サイエンスのプログラムがあります。ペンシルバニア大学のMCIT(Master of Computer and Information Technology)です。

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MCITの位置付け

MCITはコンピュータ・サイエンスの前提知識がない人向けの大学院のプログラムです。したがって、経済学や文学など全然関係のない大学を卒業した人でも受験することができます。

一方で細かい話を言えば、Master of Scienceではありませんので、学術的な修士プログラムではなく、他の大学のコンピュータ・サイエンスの修士学位と同列なものではありません。そちらに相当するものは、MSE(Master of Science in Engineering)という別の修士過程が存在します。

日本で就職する場合には、あまりこだわる必要なし

ただし、日本で就職する場合には、MCITだろうとMSEだろうとあまり関係ありません。そこまでこだわって見る人はまずいないからです。

したがって、もしも文系の人でコンピュータ・サイエンスの大学院に行きたい!という人は大学へ編入するなど回りくどいことはせずに、MCITのプログラムに進学するのがオススメです。

ペンシルバニア大学は日本でもそれなりに知られている大学ですので、ブランド・バリューなどは十分にあります。

文系でもついていける授業内容

こちらのプログラムですが、文系の方でも十分についていける授業内容となっています。

アルゴリズムやソフトウェア開発など基礎的なところから集中して学ぶカリキュラムとなっています。もちろん、物足りなければMSEと同様の上級のクラスを受講することができます。

MSEへ編入することも可能

もしもMSEの学位を取得したい場合は、MCITのカリキュラムを終えた後で6科目を受講することで修了することは可能です。

こちらに詳細が書いております。

おそらくは、普通に受験するよりもよほど簡単にMSEのプログラムに入れると思われます。昨今のコンピュータ・サイエンスの人気により、MSEのプログラムは非常に競争率が厳しくなってしまいました。

難易度は年々厳しく

MCITは文系の方でも入れるプログラムとはいえ、年々入るのは厳しくなってきました。おそらく、みんな同じことを考えるようになったのでしょう。

特に、TOEFLの要件が厳しいです。決して楽に入れるプログラムではないことをご了承ください。

まとめ

MCITは文系の人でも入れるプログラムで、その後MSEへ進学することもできます。文系の方で興味を持っている方は検討に入れるとよいでしょう。

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