アメリカ人はなんでもランキングにするのが好きなので、専攻ごとにランキングというのがあります。
日本でも偏差値があるのですが、医学部など特殊な学部以外はどの学部も同じような順位づけになっています。一方で、アメリカの場合はこの分野に強い大学、という形で専攻ごとにランキングの内容が大きく変わるのが特徴です。
ランキングを気にしすぎるのはおすすめしないのですが、大学入試の難易度などには直結してきますので、知っておいたほうがよい知識ではあります。
だいたい、こんな感じで理解しておくとよい、という形で紹介したいと思います。
トップの大学
コンピュータ・サイエンスの分野で、トップと呼ばれる大学は以下の4つです。
- Stanford University
- Massachusetts Institute of Technology
- University of California Berkeley
- Carnegie Mellon University
Stanfordと MITはアメリカの大学に詳しくなくても有名でしょう。
一方で、Carnegie Mellon Universityは日本ではあまり知られていないかもしれませんが、コンピュータ・サイエンスの分野ではトップ校として名を馳せています。コンピュータ・サイエンス系の専攻だけでも数多くありますので、力の入れようが伺えます。
最近の有名人で言えば、SORACOMの玉川さんはCMUの大学院を出ています。
これらのトップの大学・大学院に入るのは非常に困難です。大学から直接進学する場合は、よほど優秀で教授などのコネクションがないと難しいでしょう。意外と会社から派遣して行くほうが楽かもしれません。
2nd Tierの大学
次に優秀だと言われる大学をグルーピングすると、下記の大学になります。
- University of Illinois Urbana Champaign
- Cornell University
- University of Washington
- Princeton University
- Georgia Institute of Technology
- University of Texas Austin
- California Institute of Technology
- University of Wisconsin Madison
- University of California Los Angels
- University of Michigan Ann Arbor
Princeton Universityi以外は意外と日本では知名度がない大学が集まっているのがこのグループの特徴です。特にコンピュータ・サイエンスの分野に力を入れている大学ばかりです。
University of WashingtonのあるワシントンはMicrosoftのお膝元なので、コンピュータ・サイエンスの専攻が非常に人気があります。学部生の中でもごくごく優秀な人しか専攻することができません。
このグループの大学も非常に入りにくいです。個人的には、Ph.Dを取るとかでなければ、余裕もなくなるだろうしちょっと割にあわないかな、という印象ではあります。というのは、見方によってはコンピュータ・サイエンスに特化しすぎていると、将来何かあったときに廃れてしまう可能性もあるからです。
3rd Tierの大学
次にくる大学のグループは下記です。
- Columbia University
- University of California San Diego
- University of Maryland College Park
- Harvard University
- University of Pennsylvania
- Brown University
- Purdue University
- University of Southern California
- Yale University
HarvardやColumbiaなど日本でも知名度がある大学が集まっているのが特徴です。総合力がある感じでしょうかね。
日本で就職するのであれば、このグループはおすすめかもしれません。大学全体の総合力がありますので、安定感があります。変な話ですが、日本でアピールできるのは大学全体の知名度のほうです。
実は意外と入りやすい大学もいくつかあります。
4th Tierの大学
面倒なのでいちいち書きませんが、50位以内に入ってくる大学であれば、よい大学であると言えます。
ブランド志向でなく、勉強をしたいということであれば、十分におすすめすることができます。トップ校に行って落ちぶれてしまうよりはある程度余裕を持って進学したほうがよいでしょう。
まとめ
アメリカの大学のランキングは、あまりこだわりすぎないほうがよいですが、それでも参考になる指標ではあります。一般知識として覚えておきましょう。
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