アメリカ大学へ編入学するときに、日本の大学で取得した単位が多くTransfer(移行)されればされるほど卒業しやすくなります。
ただ、全ての科目が単位移行されるわけではありません。また、大学ごとに基準がまちまちで各大学のAdmission Officeの裁量に任されているのが現状です。
そのため、事前に暗黙的なポイントを把握しておくことが大事です。
数学と経済学は抑える
絶対に抑えておくべきなのは数学です。数学は世界共通なので単位移行されやすいと言えます。
また、アメリカの大学で数学を履修すると、宿題とテストが多くて苦労することになります。理系であれば、微分積分、線形代数学、統計学などは必ず取得しておいたほうがよいでしょう。
次に移行しやすいのは経済学です。経済学もある意味で数学と言えますので、理屈は一緒です。ミクロ経済学、マクロ経済学などは移行しやすいので取得しておきましょう。一方で経営学は単位移行はしにくいので注意してください。アメリカで経営学は上級生が学ぶ科目になっているからです。
プログラミング系も何を勉強しているのか科目名で明確に分かれば単位移行はしやすいでしょう。
実験がある科目は難しい
それでは、理系の科目であれば、なんでも単位移行しやすいかと言えば、そういうわけではありません。物理や化学など実験が必要とされる科目の単位移行は意外と困難です。アメリカの大学では何時間以上、実験をしていることという規定があることが多いからです。
したがって、数学よりは少し優先度を落としてもよいかもしれません。
日本の一般教養科目は単位移行しにくい
日本の一般教養科目は科目名からでは何を勉強したのか、よく分からないことが多いです。したがって、アメリカの大学では単位移行はしにくいと考えたほうがよいでしょう。
たくさん一般教養科目を取得しても、実際はほとんど単位移行されなくてがっかりすることになります。
英語のシラバスを用意する
できるだけ多くの科目を単位移行するためには、英語のシラバスを用意するのがよいです。大学側で用意されていない場合は自分で翻訳しましょう。
昔は精度の悪い翻訳ソフトを使いながら訳していたので大変でした。今はGoogle翻訳などを使えば楽に翻訳できると思います。
日本の大学の成績表を提出するときに一緒に英語のシラバスも提出してください。
まとめ
多くの単位を移行するために、できるだけ数学や経済学を日本で履修しておきましょう。英語のシラバスも一緒に提出しましょう。
コメント