ただでさえ授業料が高く、ドロップアウトもしやすいアメリカの大学。あらかじめ履修計画を立てることがとても重要になります。
加えて、日本で就職する場合は国を超えて就職活動をするのも一苦労です。
ここでは、アメリカの大学で履修計画を立てる上でのポイントを書きたいと思います。
Majorに必要な科目を最優先する
大学によっては専攻(Major)によって取得が必要な科目が決まっており、既定の科目の成績で専攻することが許可されるところがあります。
この専攻科目は重要なので、真っ先に取るようにしましょう。取りこぼしたりして、履修計画が狂いやすいのは専攻科目になります。
専攻を迷っている場合は、一般教養科目を後回しにしても、候補の専攻科目を取るようにしましょう。
また、場合によっては前提科目条件を取り払って柔軟に履修するとよいです(下記、記事参照)。
Summer Sessionを活用する
科目によっては、Summer Sessionで受講できるものもあります。
難しい科目はSummer Sessionで受講したほうが難易度が落ちることがあります。これは厳しい先生の代わりの先生が来たり、夏休みにカリキュラムをつめこむので宿題の分量が減ったりなどの理由があります。ぜひ、活用しましょう。
ただし、毎年、同じ科目がSummer Sessionで開講されるとは限りません。数年前からの開講歴を見たり、学事部に確認することが重要になります。
半年は就活のために空けておくのが望ましい
日本の企業に就職する場合、アメリカにいながら就職活動をするのはなかなか困難です。理想を言えば、3年時の後期(JuniorのSpring Semester)は授業を取らずに一時帰国してしまう、というのも手です。
ただし、授業料や学籍上の扱いがどうなるのかは大学によります。これも事前に確認しておくとよいでしょう。学校側の規則は”Leave of Absense”で調べるとよいと思います。
大学院へ進学する場合は、必須科目を確認する
もしも、アメリカの大学院へ進学する場合は少し注意が必要です。大学院のプログラムごとにあらかじめ履修が必要な科目が定められています。
たとえば、コンピュータ・サイエンスの大学院であれば、オペレーティング・システムとデータベースの単位を修得している必要がある、などの条件です。
大学院に行ってからも履修することは可能ですが、必須科目を履修していないと合格率も下がりますし、大学院のほうが授業料が高いことが多いので、学部にいるうちに履修しておいたほうがよいです。
まとめ
アメリカの大学では、就職活動や大学院への進学など、将来の進路を常に意識して履修計画を立てることが重要になります。
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