TOEICは高校生の時から受けていて、その時からコンスタントに800点以上取っています。最高点は965点でした。
私がやっているTOEICの受験テクニックを3分で分かるように教えます。
Listening Section
共通のコツ
また、回答が問題冊子に書いてないので、後から見直し考えることができません。また、問題冊子に書き込むことは禁止されています。
そのため、鉛筆でマークシートの選択肢を指し示しておき、聞き取って間違っていると思ったら次の選択肢へ動かし、あっていると思ったらその選択肢のところで鉛筆を止めておきます。これで、一番正しいであろう選択肢を覚えておくことができます。
Part 1
問題冊子の写真の内容の説明を4通りしゃべってくるので、そのうち一番正しく表現しているものを選ぶ問題です。
とにかく、しゃべりはじめる前に写真を先に見るのがコツです。できるだけ、テンポよく回答して次の問題の写真が見れるように心がけます。
また、写真で目立っている物の単語が出てくるのはひっかけであること多いです。写真全体の状況として、何が起きているかを説明しているナレーションが正解であることが多いです。
Part 2
英語で質問をしてくるので、つじつまのあう返事を選択する問題です。質問も返事も問題冊子には書いていないので聞き取らないといけません。
とにかく、最初のWhat, Where, Whoなどの疑問詞を聞き逃さないのがコツです。
意外とまともに返事しないで「俺に聞かれても、わかんねーよ」と返事していることもあります(笑)。
Part 3
会話を聞き取って、その会話に基づく質問に答える問題です。質問は問題冊子に書かれています。
会話が始まる前に、事前に問題冊子に書いてある質問に目を通すのがコツです。よく聞かれる質問は決まっているので、抑えておきましょう。
最初の質問でよく聞かれる質問です。
- 何について話しているのか。
- 話しているのは、どんなシチュエーションなのか。
次の質問でよく聞かれる質問です。
- いつ、どこで、何をするのか。
- どんな問題が起きているのか。
- (図を出して)図の中で言うと、どれに相当するか。
最後の質問でよく聞かれる質問です。
- 次のアクションは何か?
こうやって並べてみるとわかるのですが、中盤の問題がより具体的に聞いてきて難易度が高い傾向にあります。先に問題に目を通すときに、どの問題は気をつけてヒアリングしたほうがいいのか、メリハリをつけるように意識しておくとよいでしょう。
問題文の順番は、会話の流れの順番と同じになっています。そのため、全部聞いてから解答する必要はなく、会話を聞きながら問題の解答をしていきます。
そして、次の問題を読む時間をつくるのが大事です。分からなければ、適当にマークしてペースをくずさないようにします。
Part 4
一人がスピーチするのを聞いて、質問に答える問題です。質問は問題冊子に書かれています。
スピーチが始まる前に、事前に問題冊子に書いてある質問に目を通すのがコツです。
Part3と対策はほぼ同じです。会話を聞きながら回答をしていきます。
Reading Section
共通のコツ
タイムマネジメントが大切になってきます。
適度に残り時間をチェックしながら、ペースを保つようにしましょう。
私は1問あたり1分かかるとして、見積もっています。例えば、残り30問あって残り20分しかなかったら、設問を解くスピードが遅いと判断してます。
答えがすぐに見つからない場合は、一度スキップして次の問題に移りましょう。特に読解の問題はスキップして、問題を解きながら読んでいって、改めて回答したほうが内容の理解度が高くなる可能性もあります。
Part 5
英文が歯抜けになっているので、そこにあてはまる英単語を選択肢から選ぶ問題です。
気持ち的には10秒で答えを出すようにします。ここでじっくり解答をしてしまうと、後の読解問題を解く時間がなくなります。このパートの問題は、そんなに点数が高くないくらいの心づもりでいたほうがいいです(実際はそんなこともないとは思いますが)。
Part 6
英語の文章を読んでいって歯抜けになっている箇所について、適切な選択肢を選ぶ問題です。
横着しないで頭から全部読むようにします。前後の文だけ読むというテクニックはやめたほうがいいです。たまに、頭から読んでいないとわからない問題が出てきて、戻って読んでしまうと返って効率が悪いからです。
特定の文章をどこにいれるべきか、問う問題も新しく出てくるようになりました。
Part 7
英語の文章の読解問題です。
まず最初にざっと流れやシーンをつかむために速読します。ここでは詳細を読み込む必要はありません。例えば、「客がお店にクレームをつけている」とか「コンテストを開催するので参加者を募集している」などのレベルのことが分かればよいです。
いろいろ列挙してきたりしますが、この時点では「なんか列挙してるなー」くらいの捉え方でよいです。
メールや文章のタイトルや件名は重要なので、必ず目を通しておきます。
2つ文章が出てくる問題も多くなってきました。2つ目の文章は「誰が誰に何をしているのか」レベルのことを速読で把握します。
速読が終わったら、設問を読んで該当箇所を精読し解答する、を繰り返して解いていきます。設問の順番は、英語の文章の順番のとおりに並んでいるので、手戻りが発生せず、この手が使えます。
使用する道具が大事!
TOEICはマークシート形式です。マークシートをいかに速く塗りつぶすかが、カギになってきます。特に、Reading Sectionでは時間が足りなくなりがちなので効いてきます。
そこで『コクヨ マークシート最適セット』がオススメです。極太の芯のシャープペンで、マークシートをすぐ塗りつぶせます。0.5のシャープペンと比較したら、雲泥の差です。
最近、マークシート用のシャーペンは増えてきました。他にもあります。
また、余計な機能のついている時計は認められていません。会場に時計がないことも多く、持っていないと不利になります。資格試験用にアナログ腕時計を買っておくとよいでしょう。
私はこれら一式を資格試験受験用の筆箱をつくって、まとめていれておいています。そうすると、忘れ物せずに楽になります。
TOEICの勉強はTOEICで
最後におまけで書いておきます。
よっぽど、差し迫った理由がない限り、TOEICの参考書で勉強してはダメです。参考書で勉強して得たスコアは勉強しなくなれば簡単に落ちるからです。
そうしたスコアには、あまり価値はありません。スコアが落ちた時にモチベーションも低下します。
本物の英語力で勝負するために、参考書なしでテストに臨みましょう。
また、1年ごとにテストを受けておけば、次のテストを受けるときに意外とコツを覚えているものです。1年に1回はTOEICを受けるようにしておいたほうがいいでしょう。
説明したテクニックを意識して毎年TOEICを受けるようにしておけば、自然とどこに注意をすればよいのか、感覚を維持することができます。
まとめ
私が心がけているTOEICの受験テクニックをまとめてみました。参考になれば幸いです。
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